借金問題を解決する方法には、過払い請求という手段もあります。過払いが発生している場合のみ効果的な方法ですが、任意整理の途中で払いすぎた利息が発覚することもあります。
借金相談を司法書士や弁護士に依頼したとき、払いすぎた利息についても調べてくれます。もし発生している場合は、金額に応じて債務整理の方法を変えていきます。
利息の回収だけで借金をゼロにできる状況なら、債務整理を回避できる可能性もあります。キャッシングを7~8年以上利用してきた方は、グレーゾーンで借りていた方が多いので、利息を回収するだけで借金を相殺できる可能性があります。
司法書士に自己破産を依頼しようと考えている方は、過払いで整理できないか確認してみましょう。
借金をゼロにする債務整理と言えば自己破産しかありませんが、過払い金請求でもゼロにできる可能性はあるのです。この場合は払いすぎた利息の回収になるので、ブラックリストに載ることはありません。
司法書士に依頼することで、過払い請求のための債権者との交渉を代わりに行ってくれるので非常に便利です。少しでも多く回収するためには、貸金業者が倒産する前に行動することです。早めに依頼をすることで回収できる金額が増えることは多いので、今すぐに相談をしてみましょう。
借金による返済が生活の負担となっている方も多くいらっしゃいます。その結果、立ち行かなくなり自己破産を余儀なくされるといったこともあります。そうした方はまず、借金相談をしてみることをお勧めします。
借金の相談は弁護士事務所の他、法テラスでは無料相談も可能です。借金をされている方の中には、過払いをされている方もいらっしゃいます。過払いとは、利息制限法と言われる法律に定められた利息の上限を超えて、過剰に支払っていた場合の金額のことを言います。相談することにより過払い金があることがわかる場合もあり、借金の負担が減ることもあり得ます。
借金を随分と前から返済している方は、もしかすると本来払わなくて良いレベルまで利息を支払っているかもしれません。いわゆるグレーゾーン金利が、最近問題視され、法律で決められた額以上の利息を、総合的に支払っていた場合は、司法書士の力を借りる事で、過払い金を請求する事が可能となりました。
絶対に過払い金が請求出来ると限りませんが、長期間にわたり、多額のお金を返済していた場合は、その見込が非常に高いです。それは正当に請求して良いお金であり、俗にいうところの損害賠償請求と違いますので、一市民が請求してもまるで問題はありません。
借金が小さいときに過払いの問題が生じたときには、弁護士以外にも司法書士にも相談することが可能です。司法書士は、一般的に不動産関連における登記などを代行で行う法律家ですが、簡易的な法律的な手続きならば裁判所を通して手続きができるようになっていますので、過払いに関する問題も解決することが可能です。
しかも、こうした借金に関するトラブルは弁護士協会だけではなく法曹界全体で問題解決に力を入れているので、大きな助けになります。費用も安くしてくれるところが多いので、経験豊富な事務所ならば問題なく手続きを進めてくれます。
近年耳にすることも増えた過払い金という単語ですが、これは利息制限法が制定される前に借り入れやクレジットカードを利用して多すぎる利息を支払っていた場合、遡って返還請求できるというものです。
大手クレジットカード会社や消費者金融も対象となっているので、心当たりがある場合には司法書士に相談してみるとよいでしょう。もちろん自力で調べることも出来ますが、複数の会社を利用していたり記録を取っていない場合、時間も手間もかかってしまいます。
過払い金は完済後10年と期限が定められているため、対象であっても受け取れなくなる場合もあります。そのため、早めに司法書士に相談して調査してもらうことをおすすめします。